吃音について調べたことと英国王のスピーチの話

吃音癖は、長年の調査・研究にも関わらず、その原因などがよくわかっていないのだそうです。

一説には、遺伝や身体的なものが原因であるとか、幼少時のトラウマや、厳しい躾が原因とも言われていますが、
そこに自身の家庭環境や不安や緊張などの心理的な影響、いじめなどの影響が加わり、発生するのではないかと言われています。
また、ある一部の吃音の原因は、「てんかん」や右脳が正常に機能しない聴覚機能不全、痙攣性発声障害があります。

吃音の発生率は、人口のわずか1%と言われています。
また、吃音は男性が圧倒的に多く、男女比は2対1だといわれているそうです。
吃音が発症する年齢は、2~4歳ごろと言われていますが、近年は成人になってから表れるケースもあるようです。
話し言葉が滑らかに出てこず、うまくしゃべろうとすると却って言葉が詰まってしまう。
言葉を出せずに間が空いてしまい、周りから急かされてもなかなか言葉が出ない。
ひどい場合には、いじめに発展するケースもある、辛い障害です。

この吃音症について取り上げている、素晴らしい映画があります。
「英国王のスピーチ」。
アカデミー賞主要部門4冠という偉業を成し遂げた、有名な映画です。
幼い頃から吃音に悩まされ、人前に出ることが苦手ですっかり内気になってしまった、
現在の英国女王エリザベスの父・英国王ジョージ6世。
王位を捨てた兄の代わりに、望まぬまま国王になることになってしまいました。
彼は演説がとても苦手で、国民の前での演説の時も、うまくしゃべることができませんでした。
そんな夫が心配な妻・エリザベスはスピーチ矯正の専門家・ライオネルを訪ねます。
彼のユニークな治療法によって、王の心はほぐれていきます。
そして彼は、第二次世界大戦前夜、渾身のスピーチに挑むことになるのです。

この映画を始めてみた時、私は吃音症について全く知りませんでしたが、
うまくしゃべれない、内気で王様になんてとてもなれるわけがないと言っていたジョージ6世が成長していく姿に、
とても感動を覚えました。
そして吃音について、こんなにつらいものなのかということも知りました。
是非一度、見てほしい映画です。